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アップルと自己啓発本とクルマのことなど。

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就活に臨む大学生と話して考えたこと

   

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Photo:http://goodtryjapan.com

今年ルールが改定されて、会社説明会は大学3年生の3月からになったんですね。ということは、2年生の終わり頃には将来どんな仕事をしたいか真剣に考えなけりゃいけない。

ここ何年も、就活は完全に「無理ゲー」化していて、100社や200社受けるのも別に普通のことになっていますよね。

何十社からも無数の「お祈りメール」が来た日にゃ心が折れますよ。おおっぴらには語られていませんが、精神的に疲弊して自殺してしまう大学生も少なくないんです。

どれだけ就職が難しくなったかって、自分の周りを見渡してみても、「今自分の会社を受け直したら絶対に入れない」って言う社会人ばっかりです。

また、日本は一度失敗するとセーフティネットがない社会と言われています。新卒で就職できなかったり、引きこもって就業していない期間があると非常にハンデになります。だから、就活生は必死にならざるを得ないんですね。

説明会解禁を来年に控えた大学生に、こんな話をしました。参考までにです。だって、僕自身はその就活の戦場に行くわけではないから。

僕の友だちに大手家電メーカーに就職した奴がいました。内定が出た時には鬼の首を取ったようなもんです。みんながお祝いしました。

でも、何年もあとになって家電メーカーは揃って何千億という赤字を出し、斜陽産業になってしまいました。

地元の金融機関に就職が決まった人間もいました。金融機関なら安泰なんてことはなくて、何年か後に経営が破綻し、転職を余儀なくされていました。

また、世間的には優良企業でも、実態はブラック企業なんて会社に入った同期は、体を壊して早々に会社を辞め、必死に勉強して士業に商売替えしました。

これは昔から言われていることですけど、成長していく分野の会社を選ばないと、どんなにその個人が優秀でも雇用は不安定だし給料は上がらないんですよね。

それと現代ならではのことですが、現代はますます企業の盛衰のサイクルが早いので、一箇所でずっと勤め上げるなどということがほぼ不可能になっています。

だって、モトローラやノキアがこの世の春から何年で転落したか。富士フィルムはうまく事業転換に成功したケースですが、コダックなんて生き残ることができなかったわけですし。

だから、自分が本当に好きな、情熱を傾けられる仕事について一生懸命考えて、どうしたらそっちの道に行けるか考えな、と言いました。

まわりや親が認めてくれるような会社に入れても、将来どうなるかわからない。時代ははげしく変化していくし、ロボットや移民の受け入れで雇用はどんどん狭き門になる。

だから、一見青臭いけど自分が大好きなこととその分野の成長性の二つを考えて仕事を考えなよ、と言いました。

状況を悲観しても状況が変わるわけじゃないから、考えようによっては一人一人の核となる個性に踏み込んで考える機会になるんですよね。人生は限りがあるし、いつ何があるかわからない。だから好きでもない仕事で不幸になることはないんですよ。

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