クルマは、シンプルで軽いほど楽しい
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免許を取って、最初に乗ったクルマは三菱のミニカでした。
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父親の知り合いからタダ同然で譲っていただいたもので、なんと後輪駆動でした。マニアックですね。スピードは全然出なかったし、ワックスをかけると赤い塗装が剥げてくるようなクルマでしたが、楽しかったですねえ。
小さくて軽いクルマが好きになったのは、もしかしたらこのクルマが原点だからかもしれません。
その後プライベートと仕事で色々なクルマに乗りました。日本車、イギリス車、イタリア車、ドイツ車などなど。後輪駆動、前輪駆動、四輪駆動。2ドアクーペもあれば、幌のついたジープもありました。
そんな中で印象に残っているのが、トヨタのトレノ。通称「ハチロク」です。
神奈川県葉山市の中古車屋で見つけたハチロクを試乗させてもらいました。エンジンパワーは大したことないんですが、車体が軽いのでキビキビ走るんです。エアバッグなんかないステアリングは、慣性が小さくて回しやすく、葉山の山中を夢中で駆け回りました。
(クルマが軽いって、こんなにいいのか!)って思いましたね。
重くてパワフルなクルマと、軽くてパワーのないクルマを比べた時、車重あたりのパワーは同じでも、フィーリングはまったく違います。重くてパワフルなクルマは、むりやり加速していく感じなのに対して、軽いクルマはとてもリニアに加速していきます。その感じがたまらなくいいんですよ。
性能のいいバイクと同じで、軽くてスポーティなクルマは、自分の身体が拡張したような気持ちにさせてくれます。