【ゴードン・マーレイの秘密】マシンデザインの考え方
ゴードン・マーレイが、自動車のエネルギー効率を競うレースで2年連続優勝したという記事があります。http://wired.jp/2011/11/11/「f1の名デザイナー」によるev、2年連続で優勝/
日産の「リーフ」や、BMWの電気自動車を抑えての勝利です。1年目はガソリンエンジン車で、2年目は電気自動車で優勝したとあります。こういう痛快なところが、マーレイの真骨頂ですね。
F1とル・マン24時間レースを制した天才デザイナーの今後のモチベーションは、製造と走行の両方でエネルギー効率を追求した小さくて軽いクルマの開発に向けられています。
なぜ、マーレイはつぎつぎと革新的なデザインができるのか?いったいどんな考え方でデザインしているのか?僕は不思議に思っていました。
でも、答えは秘密でもなんでもありませんでした。あるインタビューで、マーレイはこう言っていたんです。
「どうしたらクルマを速くできるか、どうしたらクルマをもっと軽くできるか?僕は基本的な問いを自分にしつづけたんだよ」
“How”=どうしたら、という解決型のアプローチと、基本への忠実さ。大メーカーを向こうに回して勝ち続けるこの人は、今後も最注目しているデザイナーです。