【東京モーターショー終了】5ベストカー
東京モーターショーも8日で閉幕。最終日は肌寒い雨で、車両の搬出やブースの撤去など、関係者のみなさんには本当にお疲れ様でしたと言いたいですね。
今回のモーターショーでは、特に1台のクルマに話題が集中することはなかったように思います。
僕個人として印象に残ったのは、この5台です。
まず、自動運転のコンセプトカー、メルセデスの”Vision Tokyo”
デザインはひどいですけど(笑)、メルセデスは、近い将来自動車が社会インフラに組み込まれるモジュールになることを完全に理解しているとわかります。そういう意味で、ある種の覚悟を感じました。※とかくグーグルが話題ですが、実はメルセデスの自動運転技術は、相当高いレベルに達しているんじゃないかと思います。だって、メルセデスですから。
あいかわらずデザインがんばるマツダの”RX Vision”
ボンネットが低くて、ロングノーズ。カッコイイスポーツカーの文法に忠実なデザインです。こういうコンセプトカーを見ると、(ああ、クルマが好きな人が作ってるんだな)と嬉しくなりますね。ただ、このロングノーズに必然性はないので、デザインのためのデザインですね。
二輪と四輪のハイブリッドで、古くて新しい魅力のホンダ”プロジェクト 2&4″
昔のホンダF1″RA272″を彷彿とさせてカッコイイですね。でもこれ、側面から衝突されたらどうするんでしょう?(笑)
アメリカのポラリスというメーカーが出展した後輪一輪を駆動する三輪車”スリングショット”
こんなクルマで箱根を走りたいです。あと、スリングショットって、狩猟にも使うような本格的なパチンコのことですが、ネーミングもカッコイイですね。ゴードン・マーレイの”ロケット”みたい。
で、いちばん気に入ったのが、ゴードン・マーレイのボディ構造の設計コンセプト”iStream”を取り入れたヤマハの”Sports Ride Concept”です。
750kgと超軽量で、コンパクトな二人乗りスポーツカー。新型NSXみたいにロボットっぽくないし、”RX Vision”よりずっと未来的です。生産コストが高そうなクルマですが、プロジェクトが前進することを期待してます。