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【閲覧注意】伝説の第二営業局

   

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大学を出て入社した広告代理店で、僕は第一営業局という部署に配属されました。そこは、自動車会社の本社の広告部門と取引する部署でした。そして、第一営業局の隣には、自動車会社の本社ではなく、全国の販売会社(いわゆるディーラー)の仕事をする第二営業局がありました。そこは、すごい部署でした。会社の中でアクの強い人ばかりを集めたような部署だったんです。

世の中のたいていの人は、自動車会社と販売会社の関係について知りません。トヨタでも日産でも、自動車メーカーと町のディーラーは同じ会社だと思いますよね?

違うんです。本社はあくまで自動車メーカーで、販売会社は別法人です。いってみれば、自動車メーカーは、販売会社に車を買ってもらい、販売会社は、メーカーから仕入れたクルマを一般のお客さんに売っているんです。

ほかの業種でもそうですが、営業の最前線にいる会社は、毎日が真剣勝負です。品物をお客さんに買ってもらわないと、食べていけません。だから、野武士のような人がたくさんいます。そして、そういう人たちを相手にする部署も、自然と野武士のような集団になったのかもしれません。

第二営業局の飲み会はすさまじいことで有名でした。新人の男子社員がバニーガールのコスプレをして先輩のお酒を注ぐなんで当たり前で、裸にネクタイで何事もないかのように飲み続ける人もいるし、一度飲みに出たら朝まで飲むのは基本中の基本という世界です。僕は、第二営業局に配属されないで本当によかったと思いました(笑)

ある夜、第二営業局の面々はいつものように飲みに出ました。銀座の街を某若無人に騒ぎまくり、真夜中にまた会社の近くに戻ってきたそうです。

ある先輩が、「ん?ウ◯コしたいかも」と言いました。周りの人たちは、あることを思いつきます。そして、便意を催した先輩と一緒に、深夜のオフィスに忍び込みます。

翌朝、第二営業局の局長(代理店では相当偉い人)が出社すると、自分のデスクの上に異様な物体が載っていました。しかも異臭を放っています。局長はとっさに状況を理解できず、忠実な部下である第二営業局の局次長(この人も結構偉い)を呼びました。

「おい、これはなんだ?」局長が局次長に尋ねました。局次長は、

「これは、おそらく人糞だと思います」と答えました。徹夜のまま出勤していた先輩たちは、踊る腹筋と格闘しながら何食わぬ顔で仕事していたそうです。

これが、伝説の第二営業局の「人糞事件」と呼ばれるものです。僕は、第二営業局に配属されずに本当によかったと思います。

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