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【自己啓発本のベストセラー考】東洋と西洋のちがい

   

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zenchrist
いままで紹介してきた、自己啓発本のベストセラーを振り返ってみると、ある傾向に気がつきました。今回はその話です。現在、日本でベストセラーの上位に来るのは、

「7つの習慣」

「人を動かす」

が双璧なんじゃないでしょうか。「原因と結果の法則」なんかも人気がありますね。ちなみにこの3冊を一言でいうと、

「7つの習慣」:原理原則中心に生きよ

「人を動かす」:人を動かすには、相手の立場に立て

「原因と結果の法則」:善い人間であれ

という感じになります。フィリップ・マグローの「人生戦略マニュアル」も、ちょっと「7つの習慣」に近いところがあって、原則中心というか、この世の法則を理解しろ、という内容ですね。

これらのベストセラーに共通しているのは、キリスト教的な世界観だと思うんです。

・神へ

・他者へ

・自らを低く

「神を愛し、他人を愛せ」「自らを低くするものが、人の上に立つ」考え方が根本に流れてるように思います。

一方、明の時代の中国で書かれた「菜根譚」など東洋の処世訓は、儒教、仏教の影響が色濃い気がします。

・自分の内面の仏性へ

・内省的

・逆境をバネにして、自分を高める

人生をよりよくするために、心構えや行動を学ぶという目的は同じでも、神や他者に向かう西洋の思想と、自分の内面に降りていき、自分をみがく東洋の思想のちがいが感じられて興味深いと思いました。

スティーブ・ジョブズやマイケル・ジョーダンなど、禅を取り入れて成功した人物の影響で、アメリカのビジネスマンの中で禅を学ぶ人が増えているというニュースを見ましたが、もしかしたら、自分の外部に目を向けすぎて、自分のエゴを消し去ろうと努力して、自分を見失いかけている人がそういう方向に向かっているのかもしれません。

これまで自己啓発本を読んできて、その背景にあるものまで気にしたことはなかったんですが、こうやってブログでまとめてみると、興味深い発見がありますね。

 

 

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