【フェラーリ食堂】リストランテ・カバリーノ
フェラーリ本社の真向かいにあるリストランテです。大学を卒業した年、イタリアとフランスをレンタカーを借りて回りました。フェラーリの聖地マラネロも必ず行こうと決めていた場所でした。一応手紙を出して工場見学を申し込んだものの、返事はなくて本社のショールームを覗いたくらいでしたが満足しました。
そして、存命中のエンツォ・フェラーリが毎日のように顔を出して昼食をとったこのカバリーノには行かなくてはなりません(笑)
中に入ると明るくて人のいいお店の人たちが迎えてくれました。注文するのは、もちろんエンツォがよく食べていたといわれる、クリームで和えたトルテリーニというラビオリのようなパスタと、豚の足にミンチを詰めてバジルとオリーブオイルの濃厚なソースで味つけたザンポーネ。
参考画像(カバリーノのではありません)
合わせるワインも、エンツォの好んだランブルスコ(微発泡ワイン)
こってりと濃厚で、ずっと食べていたくなるほどおいしかったですね。それと、あまりにも濃厚なので、「エンツォはこんなものを食って90歳まで生きたなんてとんでもないな」って思いました(笑)
イタリアは10日ぐらいいましたが、入ったお店はどこも親切でしたね。接客を楽しんでいる感じがしました。それとやっぱりどこもおいしい。あれはなんでしょうね、日本人の味覚に潜在的に合うのかもしれないですね。
国の機能で見れば、イタリアは日本よりずっと劣っているかもしれません。古代ローマ帝国の威信はどこへやらで近現代の戦争は負けっぱなしです。でも、イタリアは人生を謳歌することをどの国よりもわかっています。