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【脳を知り、脳を利用する】「神経言語プログラミング」

   

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NLP

リチャード・バンドラー著。東京図書刊。

この本を書いたリチャード・バンドラーは、NLPのパイオニアです。マインドマップを開発したトニ・ブザンや、フォトリーディングを開発したポール・R・シーリィらと同じように、人間の可能性を広げようと挑戦した人だと思います。

この本が書かれたのは1970年代で、当時のアメリカはスタンフォード大学などを中心に、脳の研究が盛んでした。インド仏教や禅、LSDなど、精神世界を探究する試みも盛んで、人間への興味・関心が強い時代だったんですね。

オリジナルのタイトルは、”Using Your Brain – for a change”です。この本で著者が言いたいことは、

「人間の認識や信念は絶対のものではなく、可変のものである。脳を知り、脳の思い込みに気づくことで、それをうまく活用することができる」

ということです。主観を絶対のものと思い込まずに、意図的にそれらを変えることで、人生をよりよくすることもできるんだということですね。

例えば、かつて非常に辛かった失恋を思い起こす時、わざとその場面をコミカルなBGMで頭の中で再生すると、まるで違うイメージになってしまう。

あるいは、ものすごく怖かった体験を、自分自身の視点でなく第三者が自分を見ているように脳内で再生することで、恐怖が薄らぐ。

とても楽しく過ごしていた1日を、ほんのささいなできごとで、その日1日がつまらない日のように思えてしまう。でも、それは全体の中の小さな一部に過ぎないことに気づけば、やはりよい1日だったと感じることができる。

楽しかった、幸せだった記憶を当事者として、悲しかった、辛かった記憶を傍観者として認識すれば、もっと人生は楽なものになる。また、ある事柄に対する自分の信念も絶対不変のものではなく、新しい信念に置き換えることができる。信念が新しく変われば、人間の行動も変わる。こういうことを、バンドラーは本の中で、やさしく、時には過激に解説していきます。

現代のNLPは、このバンドラーの概念をさらにブラッシュアップして自己成長や対人スキルの向上、心理療法への活用を進めています。どちらも合わせて触れてみるとよいと思います。

 

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