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アップルデザインのDNA:Less , but Better

   

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ディーター・ラムス。ドイツ生まれのインダストリアルデザイナーです。大工を父親に持ち、建築家を目指しますが、後で家電メーカーのブラウンのデザイナーとなり、世界的に有名になります。

ラムスの生まれる少し前にドイツで起こった、バウハウスという合理性、機能性を重視する建築学校の哲学の影響を受けており、Less , but Better(少なく、しかしより良く)というデザイン哲学を残しています。ちなみにバウハウスそのものも、ルイス・サリヴァンという建築家の「形態は、常に機能に従う」という哲学の影響を受けています。

アップルのチーフ・デザイナー(2015年現在の肩書きは、チーフ・デザイン・オフィサーのようですね)であるジョナサン・アイブは、ラムスのことを尊敬しており、実際のラムスとアイブのデザインを見ると、それが良くわかります。

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中には、アイブのデザインをラムスのパクリだ、と批判する人もいるほどです。でもラムスは、「私たちの過去の仕事に敬意を表してくれていると思っている」と述べています。

僕が興味深いのは、このような建築から工業デザインへの影響であるとか、合理性や機能性といったデザインの文脈よりも、ラムスもアイブも製品を使う人間のことを第一に考えている、と発言している点です。ジョブズもそうなんですが、何よりもまず使う人間を第一に考える点が、単なるミニマルデザインと決定的に違う点だと思います。

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