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戦略を立てて、生きていく。

      2015/10/22

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フィリップ・マグロー著。きこ書房刊。

2010年前後、勝間和代ブームの頃に紹介された本。実際に翻訳も彼女が手がけています。帯にも書いてあるんですが、彼女自身が人生につまずいてなかなかうまくいかない時に出会い、救われた本です。

「史上最強の人生戦略マニュアル」と、何だか大仰なタイトルですね。原題のままでも良かったような気がします。

著者は、個人や企業に戦略を授けるコンサルタントです。全米一有名なテレビ司会者、オプラ・ウインフリーが訴訟を起こされた時に、戦略を立てた人物です。

読んでみると、非常にアメリカ的な合理性を感じさせる本です。かなり押しが強いので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

基本的な考え方ですが、

・どんな修羅場のような人生を送っていても、好転させる戦略は必ずある

・事態は、放っておくと必ず悪化していく

・事実を残酷なくらい直視せよ

・自分がうまくいっていないことを紙に書きだせ

・行動こそが報いをもたらす

・人生は管理するものである

といったものです。

問題の洗い出し、改善の戦略立案、戦略に基づいたアクション、それがうまくいっているか、いないかのアセスメント。そのサイクルを回す。

このあたりがいかにもアメリカの戦略コンサル的な雰囲気を漂わせます。正直、僕はこの本の世界観があまり好きではありません。じゃあなぜ取り上げたのかというと、この本の一番最後に出てくるエピソードが好きだからです。

ある訴訟の際に知り合ったタクシードライバーのアンディ。学はないが自分の仕事をきっちりやっている。前日がどんなに夜遅かったとしても、翌日の朝には必ず現れる。乗客が読むための新聞は、いつもきれいにたたんである。アンディは自分の仕事に誇りを持っている人間なのです。

アンディは、いつか自分のタクシー会社を持つことを目標に、そのプランを立てて行動しています。著者はアンディこそが人生を理解した勝者だと讃えます。このエピソードを読むためだけでも、この本を読んで良かったと思います。

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