アップルの光と影
2015/10/21
かつてのアップルのマネジメントチームです。左から、
フィル・シラー:マーケティング担当
トニー・ファデル:iPodビジネス担当
ジョナサン・アイブ:チーフデザイナー
スティーブ・ジョブズ
スコット・フォーストール:iOS担当
エディ・キュー:インターネットビジネスおよび渉外担当
です。オペレーション担当のティム・クックが不在ですが、ある意味で、アップル全盛期の面々です。いずれもすごい実績を持っています。そして、ファデルとフォーストールは、すでにアップルを退社しました。エンジニアリングで大きな貢献をした、ジョン・ルビンシュタインも、アイブと衝突してアップルを去りました。
元アップルの本社でシニアマネージャーを務めた松井博さんも書かれている通り、アップルの社内政治はすさまじいと言われますし、実際そうだろうなと思います。
http://matsuhiro.blogspot.jp/search?q=政治
スティーブ・ジョブズという特異的な個性の下で働くわけで(今はティム・クックですね)片時も気を抜けないと思います。そして、スポットライトを浴びていないと、いつ出し抜かれるかわからないわけで、肉食獣の集まりだろうなと思います。
ちょっと前までは、「ブラックな会社だなあ」と思っていたんですが、最近考えを少し変えました。世界最高を追求するのがアップルのDNAだとすれば、ある意味オリンピックみたいなものなんですね。ずっと出場できる方が異常で、たいていは1回か2回出られるだけで十分すごい。アップルのマネジメントチームを見ていると、そんなことを思います。光が強烈なほど、影も濃いんですね。