One Simple Fact

アップルと自己啓発本とクルマのことなど。

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走る姿を見てみたい。そしてできれば運転してみたい!

      2015/11/05

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Think different.なデザイナー、ゴードン・マーレイのことは書きました。

http://reo01.net/2015/10/11/post-317/

お金がいくらでも使えるとしたら、マクラーレンF1が欲しい、そしてもう1台欲しい車がある、と書きました。それがこの車です。これもゴードン・マーレイのデザインで、名前はロケットといいます。車なのにロケット。変な名前ですよね。でも、ものすごく的を得た名前なんです。

心身ともにすり減らすF1の世界。そこから離れ、「究極のロードカー」づくりに挑戦したマーレイが、とても個人的なプロジェクトとして手がけたのが、このロケットなんです。

この独特のフォルムは、「葉巻型」と呼ばれる1960年代のF1を連想させます。人と車が一体となってスピードを追求した時代です。

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この車のThink different.なところはどこか?

それは、この車のエンジンに、自動車のエンジンでなく高性能バイクのエンジンを搭載しているところです。思えばこの頃から縁があったんでしょうか。使われたのは、ヤマハのFZR1000というバイクです。

FZR

超小型の、往年のF1に似たデザインの車体に超高性能なオートバイ用エンジンを搭載する。まさにドライバーは、バイクのエンジンをくくりつけられて射出されるロケットのようなものです。だから、このネーミングが素晴らしいんですね。

ゴードン・マーレイらしく、この車のシートレイアウトも独特です。一見一人乗りのように見えますが、実は前後に二人乗りです。両脇に荷物を押し込むこともできるので、マーレイは実際に息子と二人で長距離ドライブに出たんだそうです。

僕はこの車のことを、今は定期刊でなくなってしまった自動車雑誌「NAVI」(素晴らしい雑誌でした)の記事で知りました。ギャビン・グリーンというジャーナリストが書いた記事です。ちょっと引用しますね。

「このエンジンのサウンドは絶対的に無類だ。みずからステアリングを握っていようが、外で聞いていようが、こんな音は聞いたことがない。親愛なる読者よ、ロケットが走っている音を聞かせてあげたい!できたら、運転させてあげたい!」

僕が今まで読んだ中で、一番そそられた自動車の記事です。

 

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