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アップルと自己啓発本とクルマのことなど。

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隠れた名著

   

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マーク・フィッシャー著。日本能率協会マネジメントセンター刊。

これまで紹介してきた自己啓発本に比べると、やや目立たず隠れた存在かもしれません。でも、このブログで書いてきた、「考え方・心構え」と「具体的な方法」が、潜在意識のパワーなど重要な要素に触れながらまとめられています。それに、老人が若者にていねいに成功するための手ほどきをするというフォーマットがなじみやすいです。ストーリーはだいたいこんな感じです。

あるところに、成功を願う若者がいました。若者といっても31才。彼はこれまで一生懸命働いてきました。なのに少しも豊かになれず、逆に生活は苦しくなるばかり。彼はお金持ちの叔父さんを頼りますが、お金を用立てするのは自分のためにならないとして断られてしまいます。その代わり、その叔父は自分を成功に導いてくれた、あるお金持ちを紹介しようと提案します。若者はそのお金持ちに会いに行くことにします。その人の名前は、I・ミリオネア。

叔父が書いてくれた紹介状を、がまんできずに開けてみると、それは全くの白紙。でも、もうミリオネアの屋敷に着いてしまった。目の前には堅物そうな門番が立っている。覚悟を決めて紹介状を見せると、意外にも門番は中に通してくれた。

そして若者は、念願のミリオネアに対面します。庭師の格好をして、バラの手入れに精魂を込めるミリオネア。ミリオネアは白紙の紹介状に目を通すと、ことも無げに会話を続けます。戸惑う若者。そんな若者にミリオネアは提案します。絶対に金持ちになれる方法を伝授する代わりに100万円を払ってくれと。そんな金のない若者に、ミリオネアは続けて提案します。コイントスの賭けをして、若者が勝ったらタダでいい、もし賭けに負けたらちゃんと100万円を払うようにと。

若者は賭けに負け、しぶしぶ100万円で成功の秘訣を買うことにします。部屋に戻ってワクワクしながら秘訣の書かれた紙を見ると、それは白紙・・・

と、こんな風に書いていて、すっかりネタバレになってしまうのは良くないと思い、これ以上のストーリーは、ぜひ実際の本で読んでもらいたいと思います。

ミリオネアが説いているポイントは、

人生を変えるためには、まず自分の考え方を変えること。

セルフイメージを変えることの重要性。

そのうえで、成功(この若者の場合はお金を稼ぐこと)の具体的な目標と期限をはっきりさせること。いつまでにどれだけ稼ぐかを明確にするのがお金持ちになるコツ。

具体的な目標と期限が決まったら、紙に書くこと。

時間の経過を追って、いくらずつ稼ぐ必要があるかブレイクダウンすること。

自分が目標を達成してお金持ちになることを心底信じること。

言葉の力は絶大。自分で信じられるまで繰り返し自分にいい聞かせること。

などです。潜在意識に働きかけるという、ジョセフ・マーフィーの成功の法則と、エミール・クーエの自己暗示(注:このあたりはまた書きます)が盛り込まれていますし、成功したら、自分が学んだことを独占しないで、また困っている人のために教えてやってほしいという教えの継承もミリオネアの願いとして出てきます。

そして、一番大事なことは金銭的な成功ではなく、自分に限界を設けない自由な精神だと説いています。このあたりもこの本が好きなポイントです。

成功するための法則が、読みやすく吸収できると思います。

 

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