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美味しいチーズはどこだ?

   

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「チーズはどこへ消えた?」

スペンサー・ジョンソン著。扶桑社刊。

前の記事で紹介した「グッドラック」もそうなんですが、シンプルな寓話が大好きです。

二匹のネズミと二人の小人が、迷路でチーズを探しています。

単純な頭脳しか持ちませんが、変化に敏感で機敏に行動するネズミたち。

賢い頭脳を持ちますが、変化に鈍感で、獲得したものに慢心してしまう小人たち。

彼らはとうとう、大量のチーズを見つけます。そしてチーズを得た喜びを味わい尽くします。

ところがある日、チーズが忽然と消えてしまいます。

ネズミたちは、どこかでこうなることを予測していたので、すぐに迷路の中を駆け出します。

一方の小人たちは、ただ途方に暮れて原因を突き止めるのに躍起になります。

「一体どうしたんだ?」

「なぜこんな目にあうんだ?」

機敏に行動したネズミたちは、あちこち探し回った末に、前よりも多くのチーズを見つけることができました。

小人たちは依然として事態を嘆くばかりでしたが、そのうち一人は「事態を嘆いていても変わらない。新しいチーズを探しに行かなきゃ」と気づき、立ち上がります。すっかりやる気をなくした相棒を残して、小人はチーズ探しの旅に出ます。

知らない場所へ行く不安。

たった一人で行動する孤独。

そのうち彼の心に変化が起き始めます。自分たちも、ネズミたちのように将来を予測して、機敏に動くべきだった。でも、こうやって次のチーズを探すことは楽しい、と。

そして彼がたどり着いた先は。。

という物語です。

「変化とは何かを失うことだけではなく、何かを得ること」

「不安や恐怖を乗り越えると、気持ちが楽になる」

分析ばかりして事態を複雑にしない。シンプルに考え、小さな変化に気づき、恐れを乗り越えること。こんな教訓が得られます。

個人的には、この本編だけで十分で、このストーリーについて大人が語り合う前後は余計だと思います。自己啓発本でこういうフォーマットは多いんですけどね。

追記:

さらに一歩先を行く考え方があります。アラン・ケイが1970年代に言った言葉。

「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」

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