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ゴードン・マーレイの新しい挑戦とは?

      2015/11/05

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gordon

F1グランプリでの成功。

究極のロードカー、マクラーレンF1を生み出し、ル・マン24時間レース参戦初年度での優勝。

では、マーレイは次に何をするのか?

しばらく音沙汰はなかったですが、頭の片隅でずっと気になっていました。もうモータースポーツに戻ることはないだろうし、また、スーパースポーツカーを開発するのかなあ、なんて思っていました。

そんなある日、自動車専門誌で、マーレイの記事を見かけました。久しぶりに雑誌を買うと、夢中で読みました。

彼の新しいチャレンジは、環境への負荷が小さいシティ・コミューターの開発でした。これまでも重いミニバンや大きなSUVをおおっぴらに批判していた彼は、環境問題を正面から考えながら、走る楽しさを味わえる車を考えていたのです。

マーレイはこう言っています。「環境へのインパクトは最小限だが、誰もがみんなレーサーなんだから、走る楽しさは犠牲にしたくない」

そして、「1台分の駐車スペースで、3台が停められる」車だと言います。1台分で、3台?どうやって?停めることはできても、そんな狭いスペースで、どうやって乗り降りするのか?

マーレイはやはり独創的でした。彼の答えは、こうです。

murray-t25-002

車体の前半分が上に向かって開く。これなら、ぴったり隣り合って駐車していても乗り降りができる。別に、ドアが左右に開く必要はない。これを見た時、「やっぱりこの人は天才だな」と思いました。面白いのは、この車のシートレイアウトも、マクラーレンF1と同じセンターレイアウトで3人乗りなことです。小さなシティコミューターの多くが2人乗りなのに、ちゃんと3人乗りを実現しています。

上の写真は、まだコンセプト段階で、その後マーレイは、日本のヤマハとの共同開発を発表します。発表されたモデルがこちらです。

YAMAHA-concept-3

かなり洗練されてきました。発表では、小型のガソリンエンジンと、電気自動車の両方を開発中ということです。いつか、ゴードン・マーレイがデザインした車をドライブできるかもしれません。既成概念をまるでないもののように無視し、目的への最短距離を考える天才。スティーブ・ジョブズとともに、僕が大好きな人物です。

そういえば、実はこの二人、ボブ・ディランを尊敬しているという共通点があります。ボブ・ディランの詞に込められた意味を考え、彼の思索を通じて世の中を見る。二人のジーニアスがリスペクトするボブ・ディランもまた、特別な存在なのだと思います。

 

 

 

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