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究極のロードカー、ル・マン24時間レースに参戦する

      2015/11/05

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Gran Turismo 6

(前記事の続きです)マクラーレンF1は、「究極のロードカー」として名声を博します。ただ、あまりにも性能が高かったために、マーレイ自身が想定していなかった、レースのフィールドに引っ張り出されることになります。

「レースに使うなら、こういう造りにしていない」とは、マーレイ自身の言葉です。しかし、流れには逆らえず、1995年のル・マン24時間耐久レースへの出場が決まります。

マーレイたちは、突貫作業でマクラーレンF1のレースバージョンの製作に取り掛かります。ダウンフォースをより高めるため、ロードカーでは必要なかったウイングを製作し、レースの規定に合わせて、一部は性能を下げて(!)レースバージョンを完成させます。

そして、運命の第63回ル・マン24時間レースがスタートします。マクラーレンF1は、予選こそレース専用のプロトタイプカーであるプジョー勢にポールポジションを譲りますが、レース本番では関谷正徳、JJ・レート、ヤニック・ダルマスのドライブで、ジワジワと順位を上げ、とうとうゴール当日の朝にトップに立ちます。

関谷たち59号車は、ポルシェの猛烈な追い上げを振り切って、トップでゴールします。参戦最初の年、はるかに有利なプロトタイプカーを差し置いての総合優勝。そして、日本人ドライバーによる、初のル・マン制覇。

「究極のロードカー」が、世界三大レースのル・マン24時間を制した瞬間でした。

F1

F1で勝つよりも難しいとされる、ル・マン24時間レースで、マクラーレンF1は、マーレイの理想が正しかったことを証明するのです。

 

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