驚異のクラフトマンシップ
2015/10/13
iPhoneの背面にあるアップルマーク。非常にツルツルした鏡面仕上げになってますよね?
これは、大量生産するプロダクトとしては、異常な高精度で研磨されているそうです。ほとんど狂気の沙汰というレベルの。
他のメーカーが、スマートフォンをどんな風に妥協して製造していようと全然関係ない。世界中のたくさんの人が、毎日手に取るものだからこそ、妥協しないで最高のモノを作るべきだ、という考えがこの小さなマークにも表れていると思うんですよね。
デザイナーのジョナサン・アイブは、スティーブ・ジョブズの追悼スピーチの中で、「誰も見ていないところに、何ヶ月もかけて取り組む」という言葉を残しています。例えば、MacBook Airの中は、驚くほど整然とデザインされています。普段、ユーザーの目に映ることはないのに。
それが目に見えようと見えまいと、自分たちの信念をもってベストなモノを作るんだ、という考え方にこそ、現代最高のインダストリアルデザインの秘密があります。