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あなたという人がわかる34の資質

      2015/10/13

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「さあ、才能に目覚めよう」

マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン共著。日本経済新聞社刊。

よく「人を育てる」って言い方があるじゃないですか?僕はこの言葉が大嫌いです。あと、「弱みを克服する」という言い回しとか。そもそも上から目線な話だし、人間には生まれ持った性格や特性があって、それプラス幼い頃の体験で、ほとんどすべてが決まってしまうと思うんです。作家の池波正太郎もエッセイで同様のことを書いていますが、それが、その人の個性だと思うんですよね。

一人でコツコツ何かをするのが好きな人もいれば、みんなでにぎやかに過ごすのが好きな人もいる。グループを率いていくのが得意な人もいれば、リーダー役の人を補佐するのが得意な人もいる。計画を立てて、きちっと実行するタイプもいれば、フィーリングを重んじて直感的に行動する人もいる。誰もに共通する理想像なんかなくて、人が十人十色だからこそ、社会が成立するんだと思ってるんですよね。

だから、苦手なことをどうにかするというのはあまり意味のないことで、その人が得意なことを徹底的に追求したらいいと思っていて、逆にそうしない方が罪じゃないかと。

もう一方で、人間て自分のことは客観視できないので、本当のところ、自分がどういう特性を持っているのか、的確に判断することは難しいです。「ああ、自分はこういう作業が好きだなあ」とか、「自分はこれをするのが他の人より得意かもしれないな」とか思うくらいで。

この本は、そういうときにピッタリだと思います。アメリカの調査会社のギャラップ社が開発したツールで、人間の特性を34のカテゴリーに分類し、設定された質問に答えていくことで、その人が持つ資質を上位5つに絞り込みます。それが、その人の「強み」だと考えます。

ギャラップ社自身が認めていますが、これはある種の傾向を示すもので、唯一無二、絶対のものではないとしています。ただし、実際にやってみると多くの人が認めざるを得ないほど、的確な診断になっています。

ちなみに、34の資質にはこんなものがあります。

・アレンジ

・運命志向

・回復志向

・学習欲

・活発性

・共感性

・競争性

・規律性

・原点思考

・公平性

・個別化

・コミュニケーション

・最上志向

・自我

・自己確信

・社交性

・収集心

・指令性

・慎重さ

・信念

・親密性

・成長促進

・責任感

・戦略性

・達成欲

・着想

・調和性

・適応性

・内省

・分析思考

・包含

・ポジティブ

・未来志向

・目標志向

僕も本を買ってやってみたのですが、こんな結果になりました。長いので途中をバッサリ略しています。

最上志向

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。〜中略〜あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

目標志向

「私はどこに向かっているのか?」とあなたは自問します。毎日、この質問を繰り返します。〜中略〜あなたの目標志向は、目標に向かって進むために役に立っていないものは重要ではないということを、あらゆる人に気付かせます。そしてもし重要でないなら、それは時間を割く価値がないということです。あなたは、あらゆる人を進路から外れさせません。

個別化

あなたは個別化という資質により、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。〜中略〜完璧なチームを作りに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分にできるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。

原点思考

あなたは過去を振り返ります。そこに答えがあるから過去を振り返ります。〜中略〜過去の原型を見たことがなければ、あなたの決断に自信が持てないことになるからです。

戦略性

戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。〜中略〜そしてこの戦略を武器として先へ進みます。これが、あなたの戦略性という資質の役割です:問いかけ、選抜し、行動するのです。

あらためて見てみると、笑っちゃうほど当てはまります(笑)

「最高か、さもなければガラクタか」というスティーブ・ジョブズの最上志向に共感するところは大きいですし、そもそもこの記事は、個別化に関するものです。それに、以前にはアップルの原点に関する記事も書いています。戦略というキーワードも何回か書きました。

自分がどんな人間なのか、どういうタイプなのかを、あるフレームで捉えたときにどうなるかを、この本は教えてくれます。そして、上位5つのあなたの志向に共感できたら、それを思う存分生かせばいいと思います。

 

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